試合ハイライト
(1)川西4ー6アホ
(川西高第3グランド/3500人)
初戦を勝利で飾りたい川西は4回、2死ながら満塁とすると、サードのレギュラー確約に向けて猛アピール中の6番・中村がタイムリーを放って勝ち越しに成功する。その後アホに逆転されるが、8回に押し出しで1点を返し、2点差で迎えた9回。1番・近藤と3番・並木がそれぞれセンター前に弾き返して、大きなチャンスを作ると、次の打者は4番の山下。本塁打を打って逆転サヨナラ…といきたかったが、まさかの二ゴロ併殺打で試合終了。先発・村岡の144球の力投も実らず、4対6でアホが勝利。
(2)星稜9ー5安富
(スターリッジパーク/6500人)
連勝して首位を守りたい星稜は今日も打線が超元気。2回、2死走者1,2塁の場面で、8番・塚田が、3階席に飛び込む特大アーチを放って先制する。1点差に迫られた6回には、7番・末永にホームランが生まれて5対3。その後も着実に得点を重ねて安富を突き放した。投げては先発の加藤が、勝ちは付かなかったものの、6回2/3を投げて自責点2の好投。投打に勝った星稜が9対5で勝利。
第3節の見どころ
(1)星稜ー川西
星稜の注目はやはり打線であろう。大会規定によりエースの加藤を先発で使えないことも相まって、どれだけ点を奪えるかが鍵になりそうだ。地元の声援を背に受け挑む令和の渦潮打線は、次戦も暴れまくることができるか。対する川西の注目は投手陣。第2節では、疲労の為、村岡以外の投手は全く使えなかった。お優監督も、「次は中継ぎを出す」と公言しており、先述の星稜の強力打線を抑える為に、全ての力をぶつける。
(2)安富ー豊郷
安富の注目は天野。第1節、第2節共にコンディション不良により出場できなかった。安富投手陣の大黒柱である彼が投げずして、連敗阻止は出来ないと言っても過言ではないだろう。一方の豊郷は黒崎に注目したい。第1節の星稜戦では、4打数3安打と、見事なまでの固め打ちを見せた。数少ない二刀流を志す彼の躍動から目が離せない。
(3)アホが多すぎる高校
次節は休養。ここまで2連勝と、上々の立ち上がりではあるが、いずれも2点差以内と、とても危なっかしい試合運びである。打力が強い他のチームと張り合うには、投手力強化だけでなく、打線のレベルアップも必須。この休み期間を活用して、特に貧弱な下位打線を何とかしたい。