試合ハイライト
(1)川西5xー4安富
(川西第4/3250人)
川西は4点を追う4回、ここまで不振だった3番・並木が3ランを叩き込んで1点差に迫ると、7回には主将の山下がタイムリーを放ち、試合を振り出しに戻す。そして9回、四球と1盗塁で1死走者2塁とした場面で、5番・鈴木滉がレフト前に弾き返し、2塁走者が生還して勝負を決めた。5対4で川西が見事なサヨナラ勝ちを収めた。一方の安富は、相手の大応援に呑まれてしまい、痛恨の3敗目。単独最下位になってしまった。
(2)アホ2ー7豊郷
(AHOスタジアム/4900人)
静かな試合は終盤に大きく動いた。7回、豊郷は四球2つ、ヒット2本で2点を加えると、続く8回には、2死満塁の場面で、途中出場の菅谷が、打者としての起用に応える走者一掃のタイムリーを放つなど4点を奪ってアホを突き放した。投手陣も、先発・北園が6回を無失点にまとめて、相手打線に付け入る隙を与えなかった。豊郷が7対2でPR初勝利。一方のアホは、他の17人がピリッとせず、先発・柳橋の好投に応えられなかった。
第5節の見どころ
(1)豊郷ー川西
第4節でPR初勝利を手にした高校同士の対決。両校共に投手陣に注目したい。第4節では、それぞれの高校の投手たちが粘りのピッチングを見せ、チームに勝ちを呼び込んだ。両校とも打線に勢いが出始めているだけに、相手をどこまで抑えられるかが勝負のカギを握っている。
(2)アホー星稜
注目の首位攻防戦。アホの注目は柳橋。田植え大会では星稜相手に5回2/3を1失点と、相性の良さをアピールした。次戦も先発登板することは確実であり、第4節での悔しさをぶつけたいところ。一方の星稜の注目は板倉。9/29の川西戦では、7打数5安打(うち本塁打2本)5打点と、見事なまでの固め打ちを披露した。自慢の打棒で、首位浮上を狙う相手をボコボコにしたい。
(3)安富高校
次節は休養。ここまで1勝3敗と、波に乗れていないのが現状。しかしこのままでは会長のメンツが立たない。第2回こうのとり杯以来の優勝を勝ち取る為、そしてアホ高にリベンジを果たす為、更なる鍛錬を積む。