①ルール→こちらを参照
②参加校→安富高校(兵庫)、アホが多すぎる高校(兵庫)、豊郷高校(滋賀)、星稜高校(徳島)
③順位表
勝 負 分 総得 総失 得失
1 アホ 5 1 0 44 15 +29
2 星稜 4 2 0 24 20 +4
3 豊郷 2 4 0 31 45 ー14
4 安富 1 5 0 23 42 ー19
④試合結果
※試合解説欄は、基本的に後攻チーム視点で書いております。文章の構成、作成には、失礼のないように心がけておりますが、ご覧になられる方によっては、一部、不快に思われるような表現等もございます(一方のチームへの贔屓と捉えられるような文言など)。ですが、作成者の文章力の低さ、語彙力の無さ故、どうしてもこのような文章表現になってしまうのです。どうか、ご理解いただきますようお願いします。尚、もしも、不適切な言葉使いや、公序良俗に反するような言葉等がございましたら、掲示板にてご連絡ください。その都度、対応可能な範囲で文章を書き換えます。
※それぞれの試合における文章が非常に長くなっております(特に最終試合)。ご覧になられる際には、画面酔いなどにご注意ください。
1日目(4/27)
第1試合 安富0ー9アホが多すぎる
アホ 000020340 9
安富 000000000 0
・田植え大会の記念すべき開幕戦。安富球場には多くの町民たちが詰めかけた。大勢が見守る中、試合は5回に動いた。1死走者1,2塁の場面で、アホの3番・西尾のゴロを、安富のセカンド・吉村が痛恨のエラー。先制を許してしまう。その後更に1点を失い、試合の流れはアホに傾いてしまう。何とか反撃したい安富であったが、アホの先発・柳橋、2番手・中島の前に打線が沈黙。僅かヒット2本に抑えられてしまった。その後7,8回にも点を奪われて勝負あり。9対0でアホが開幕戦を制した。
2日目(5/1)
第1試合 豊郷4ー11アホが多すぎる
アホ 002024300 11
豊郷 020000002 4
・先制したのは豊郷。2回、1死走者2塁の場面で、6番・佐々木に本塁打が飛び出し、2点を奪う。しかし、アホも黙ってはいない。その直後の3回、エラーで走者を1塁に置くと、ここからクリーンナップに3連打が飛び出して、すぐさま同点に追いつく。当校の大会開幕戦ということもあり、何とか試合に勝ちたい豊郷だったが、主導権を握ったのはアホであった。5回に2点を追加して勝ち越すと、6回には、打者一巡の猛攻で一挙4得点。7回にも3点を奪い、豊郷を打力で捻じ伏せてみせた。11対4でアホが勝利。
3日目(5/2)
第1試合 星稜1ー5アホが多すぎる
アホ 200020100 5
星稜 010000000 1
・試合はいきなり動いた。1回、1死で走者を1塁に置いた場面で、アホの3番・西尾が鮮やかな一発を叩き込み、幸先よく2点を先制する。だが、四国の雄・星稜も黙ってはいない。2回に、6番・塚田にソロが飛び出して1点差に迫る。この勢いで一気に追いつきたいところだったが、アホの投手陣の前に阻まれる。そうして攻めあぐねていると、5回、この回からマウンドに上がった2番手の吉成が、アホの5番・西脇に痛恨の2ランを被弾し、突き放されてしまった。しかも7回以降は1人の走者も出せずに試合終了。5対1でアホが勝利。これでアホはビジター3連勝。早くも優勝が見えてきた。
第2試合 安富7ー2豊郷
豊郷 001010000 2
安富 00040300X 7
・共に大会初勝利を狙うチーム同士の対決。先制したのは豊郷だった。3回、1死走者なしの場面で、2番・高橋がソロHRを放って1点を奪う。しかし、安富も負けてはいない。4回、1死満塁のチャンスで、今年新加入の8番・鈴木(樹)に走者一掃のタイムリーが飛び出して一気に逆転。流れを引き寄せる。その後更に1点を加えて3点差とし、試合を優位に進める。だが豊郷も諦めない。その直後の5回、またもや1死走者無しの場面で、高橋が今日2本目となるソロを放ち、2点差に迫る。しかし、ここから後続が打ち取られて反撃はここまで。試合は7対2で安富が勝利。望みを繋いだ。一方の豊郷はこれで2敗目となり、優勝に向けて更に厳しい戦いになりそうだ。
4日目(5/3)
第1試合 アホが多すぎる12ー4安富
安富 040000000 4
アホ 00030225X 12
・アホは大沼が今大会初登板。だが2回、課題の制球難が早くも露呈。この回だけで3安打1四球と乱れ、4点を先制される苦しい展開となる。しかし、数々の修羅場をくぐり抜けてきたアホ打線が彼を援護する。4回、無死走者1,2塁の場面で、ここまで不調だった8番・山崎に3ランが飛び出して1点差に迫ると、6回には、山崎の2打席連続となるソロHRで同点追いつくと、その後走者を1塁に置いて、2番・今井が痛烈な三塁打を放って一気に逆転。傾いた流れを力で引き戻した。そして、先発の大沼は、序盤こそ崩れたものの、その後は立て直して、7回2/3を2回の4失点に何とか抑え、勝ちを呼びこんでみせた。12対4でアホが勝利。一方の安富は、3番手の神田が誤算であった。
第2試合 星稜9ー3豊郷
豊郷 000001020 3
星稜 00072000X 9
・逆転優勝に向けて負けられない両チームの試合。初回から0が並んでいたが、4回に突如動いた。この回、星稜の先頭・大窪が、自慢の俊足を生かした三塁打を放つと、ここから打線が繋がる。相手の制球難や守乱も重なり、一挙7得点。流れを完全に引き寄せることに成功。更に、次の5回にも追加点を挙げて試合を決めた。投げては、星稜の先発・加藤が、5回1/3を被安打5、自責点1にまとめ、エースの貫禄を示した。投打に優った星稜が2勝目を手にし、逆転優勝へ望みを繋いだ。一方の豊郷は、新加入の先発・北園が試合を作れず、打線も低調に終わり、3敗目。首位のチームが4勝した為、優勝の可能性が消滅した。だが、まだ大会は終わっていない。1つでも多くの勝利を掴み取りたいところだ。
5日目(5/4)
第1試合 安富2ー3星稜
星稜 002000100 3
安富 200000000 2
・負ければ優勝への道が断たれる両チームの試合。先制したのは安富だった。相手のエラーで走者を1,2塁に進めると、3番・磯部、4番・堀江に連続タイムリーが生まれ、2点を奪う。だが、星稜もやり返す。3回、この回先頭の9番・後藤が気迫のヒットで出塁すると、次の打者・滝沢が三塁打を放って1点差。更に、2番・田中が、初回の失策を返上する二塁打を放ち、同点に追いつくことに成功する。播磨の未来をを担う会長の意気と、四国を背負い闘う男の気概。2つの熱き魂の饗宴。甲乙つけ難い両軍の激闘を制したのは…星稜だった。7回、1死走者1,2塁のチャンスで、今年新加入で3番に大抜擢された野口にヒットが生まれた。そして、このあたりで二塁走者が生還。勝ち越しに成功した。3対2で星稜の勝ち。優勝旗は鳴門海峡を越えるのか。ぎりぎりの戦いが続く。
第2試合 アホが多すぎる6ー4豊郷
豊郷 200002000 4
アホ 10001400X 6
・この試合に勝てば優勝がほぼ確実となる大事な一戦に臨んだアホ。しかし、初回、先発の柳橋が、豊郷の3番・山内に特大の2ランを浴び、先制を許してしまう。だが、その裏、3つの四球で満塁とすると、豊郷の先発・松本がまさかの暴投。思わぬ形で1点を返す。更に、5回には内野のエラーでもう1点加え、ラッキーな形で同点に追い付くことに成功した。ところが、先発の柳橋がピリッとしない。追いついた直後の6回、山内にまたも2ランを打たれ、再び点差が2点に広がる。エースが打たれて終戦か、と思われたが、ここからアホ打線が底力を見せる。先頭の川上がヒットで出塁すると、ここから打者8人の猛攻で一気に4点を奪って逆転した。7回からは2番手の中島が3イニングをゼロに抑え、豊郷に反撃の隙を与えなかった。6対4で、アホが鮮やかな逆転勝利をおさめた。一方の豊郷は大会5連敗。明日の第6戦で持てる力の全てを出し切り、何としても勝ちたいところだ。
6日目(5/5)
第1試合 アホが多すぎる1ー2星稜
星稜 000000020 2
アホ 000010000 1
・全勝を狙うアホは5回、2死ながら走者を1塁に置いた場面で、5番の西脇が二塁打を放つ。すると、この当たりで1塁走者が捕手のタッチをかいくぐって間一髪生還。1点を先制する。一方、アホの先発・栗原は、7回まで相手打線を僅かヒット1本に抑える素晴らしい投球で、流れを渡さない。ところが、8回、ヒットとゲッツー崩れで2死走者1,2塁のピンチを招くと、星稜の3番・野口のゴロをアホの遊撃手・今井がまさかのトンネル。嫌な形で同点に追い付かれると、続く4番・板倉にタイムリー二塁打が飛び出して、一気に逆転されてしまった。その後は星稜投手陣の前に打線が繋がらずそのまま試合終了。2対1で星稜が勝利。アホは最終戦で敗れるという、何とも後味の悪い結果となった。一方の星稜は、初戦の雪辱を見事に果たして3連勝。勝ち越しに王手をかけた。
第2試合 豊郷12ー7安富
安富 310101010 7
豊郷 10404111X 12
・両校の戦いはノーガードの打ち合いとなった。豊郷は3点ビハインドの3回、2死走者2塁のチャンスで、2番・高橋、3番・山内が連続ヒットを放って1点差に詰め寄ると、その後満塁として、6番の佐々木に2点タイムリー二塁打が生まれて、一気に逆転に成功する。だが、安富も黙っていない。ヒット、FC、失策でこちらも満塁のチャンスを作ると、6番・鵜川が持ち前の選球眼で四球を選び、同点に追い付く。どちらに転んでもおかしくないシーソーゲーム。制したのは…豊郷だった。5回、2ヒット1失策でまたも満塁のチャンスを掴むと、今日スタメン起用の8番・玉田が、起用に応える走者一掃のタイムリー三塁打を放って3点を奪う。その後2死となったものの、1番・杉田がヒットを打ち、3塁走者の玉田が生還して、これが決勝点となった。12対7で豊郷が今大会初勝利を収めた。一方の安富は、序盤に良い流れを作ったが、豊郷の猛打を抑えられず、打ち負けてしまった。
7日目(5/6)
第1試合 星稜4xー3安富
安富 111000000 3
星稜 000120001x 4
・逆転優勝に向けて絶対に負けられない星稜。だが1回、1死走者3塁の場面で、安富の3番・磯部の何ともないゴロを遊撃手・野口がまさかのエラー。嫌な形で先制を許すと、2、3回にも得点を奪われ点差は3点に。中々厳しい展開だが、星稜は諦めない。4回、1死走者2塁のチャンスを作ると、先ほどタイムリーエラーを犯した野口が、センター前に抜けるヒットを放って2点差とすると、5回には2番・塚田、3番・田中に連続タイムリーが飛び出して、試合を振り出しに戻してみせた。勢いに乗る星稜は同点の9回、相手の失策で走者を1塁に置くと、代走・黒田が決死の覚悟で盗塁を決め、チームの士気を高める。その後2死となり、優勝へ向けて後がなくなったこの局面。だが、乗りに乗る星稜打線に、この程度のプレッシャーなど屁でもなかった。巧打者の1番・滝沢が、甘く入った球をライト前に弾き返して見事にサヨナラ。4対3で星稜が逆転勝利。史上最大のドラマはまだ終わらない。いや、終わらせない。全ては目の前の、最高の栄誉の為に。
8日目(5/7予定→翌5/8に延期)
第1試合 星稜5ー6豊郷
豊郷 030000021 6
星稜 000200003 5
・点差次第では最下位転落の可能性がある豊郷、そして、勝てば(アホ高との同時)優勝となる星稜。今大会最後の試合にして最大の大一番となったこの試合。先に点を取ったのは豊郷だった。2回、無死走者1塁の場面で、5番・藤川が2ランを放ち、幸先良く先制する。その後相手の失策で更に1点を加え、初回から優位に立つ。対する星稜は4回、1死走者満塁のチャンスを作ると、6番・野口が四球を選び、押し出しで1点を返す。次の打者が倒れて2死となったが、8番・末永が気迫で内野安打を勝ち取り、その間に走者がホームイン。更に1点を返し、点差は1点に。しかしその後は、毎回走者は出すものの、両チームの投手の熱投もあり、得点を挙げられない。だが8回、試合は再び動く。この回先頭の藤川がセンター前に弾き返して出塁すると、続く6番の佐々木が、外野を深々と破る長打を放つ。するとこの当たりで、1塁走者の代走・山崎が快足飛ばして生還。2点差とすると、豊郷の太郎監督は、更に続く打者に代打・山内を送って勝負に出る。するとこれが大当たり。またもセンター前にヒットを打つと、2塁走者の代走・田中がなんと本塁へ突入。ほぼ同時に捕手もタッチしており、際どいタイミングとなったが判定はセーフ。星稜の中野監督の猛抗議も判定は覆らず、点差は3点に広がる。その後9回にも得点を加え、4点差となって迎えた9回裏、星稜の攻撃。四球とヒットで、2アウトながら走者を2人置くと、1年生の3番・板倉が3ランをスタンドに叩き込んだ。頼もしすぎるルーキーの一振りに、星稜ベンチはおろか、球場が、そして徳島県中が地鳴りのような歓声に包まれた。更に、続く4番の滝沢が相手のエラーで出塁し、またも盛り上がる。球場内は星稜の押せ押せムードとなっており、このまま同点、はたまた逆転か、と思われたが、次の打者がフライに倒れて試合終了。6対5で豊郷の勝利。豊郷は3位が確定し、最下位を免れた。一方の星稜は1点差に届かず、敗北。惜しくも優勝を逃した。だが、これまでの熱闘を讃え、球場の観客全員から星稜ナインに惜しみない拍手が送られた。優勝という名の栄冠にはあと一歩届ず、準優勝に終わった星稜。だが、「準優勝」この結果がとても立派であることは、言うまでもない。これは正しく、彼らの頑張りの証、彼らの努力の極みなのである。この大会における星稜の活躍は、星稜の伝説として、後世に語り継がれることだろう。前だけ向いて、最後の最後まで、闘志を燃やして戦い続けた星稜に、最大限の賛辞を贈りたい。